幼児期の友達関係

2~3歳頃の友達との関わり

2~3歳頃は友達に興味が出始め(早い子は1歳後半から)、関わろうとしますよね。でも初めからうまくはいかないもの。

 公園や園での姿を見聞きして親の悩みも出てくる頃ですよね。

この時期は友達に興味が出ることと同時に、遊びをとことん満足のいくまでやりたい思いが出てきます。

友達への関心が出てくるけど、コミュニケーションの仕方を知らないので、ものや場所の取り合いでトラブルになることが多いです。

友達を押す、叩く、引っかく、噛みつくなどのトラブル

 「自分のもの」という思いが強いと友達におもちゃを取られそうになったとき、防衛本能が働き、手が出てしまうというのは、言葉が出にくい年齢1~4歳ではよくあることです。

 私の経験上、1~2歳では引っかき、噛みつき、3~4歳では押す、叩くが多く見られた印象です。稀に4歳でも嚙む子はおりましたが、、、

 やってしまった子に「ダメでしょ!!」と叱ることは簡単なのですが、これだけではまた同じようなことが起き、やってしまった子は悪い子のレッテルを貼られ、自己肯定感を下げてしまうのではないかと思います。

人に痛いことをするのはダメということは毅然として伝えるべきですが、一番最善の策は、手を出しそうなその前に大人が止め、「貸してって言ってみよう。」「返してって言ってみて。」などと友達への伝え方を知らせて、実践していくことがよいと思います。

そのほかにも、叩いてしまった子にゆったりと理由や気持ちを聞いてみるといいと思います。自分の気持ちを言葉にするって難しいことで言える子ばかりではありません。大人が代弁してあげてもいいと思います。例えば、

「なんで叩いちゃったの?」「〇〇ちゃんの積み木壊されちゃったの?それは嫌だったね。でも叩くのはダメだよ。」

のような感じで、寄り添う気持ちを忘れずに、でも叩くことはダメというところも伝えながら。

けんか、仲間外れなど

 5~6歳になりコミュニケーションを取りながら友達同士で群れて遊ぶことができるようになると、けんかや仲間外れという問題が出てきます。

 人間とは、よいところもたくさんありますが、誰しも醜い感情を持っているものですよね。「あの子と遊びたい。」「この子は自分の遊びを邪魔するから仲間に入れたくない。」など、自分にとって都合の良いようにしようという知恵を働かせる子どもはたくさんいます。

 相手が泣いたり怒ったり、けんかになってしまったりする経験の中で、自分以外の人の気持ちに気づき学んでいくものです。きっと大人たちも他人を傷つけたり、怒らせたりした経験があるのでは?

 子ども同士のけんかやいざこざを知ると、親は心配になってしまいますよね。

 でも、首の突っ込みすぎも良くないのかなと思います。園での出来事は先生にお任せして、様子を見ましょう。

 帰宅後に起こったことは子どもたち同士で解決できない様子があれば、少しは首を突っ込んでもいいのかなと思います。

 起こったことを整理したり、それぞれの思いを分かりやすくしてあげたり、、、

わだかまりを作らず、仲直りができると、また子どもたちは遊び始めます。

ただ、うまく仲直りができず、子ども同士人格を否定するような言葉を言い合っていたりすると、しこりが残ることもあります。

 

幼いころは会えば喧嘩ばかりしていたのに、大きくなると上手く関われるようになるということは子どもにはよくあることです。

親はつい自分の子どもが一番大切という感情になるものですが、よその子にも愛をもって「子どもだし。まだ未熟だし。」と思えるといいですよね。。

余談ですが、、、保育者目線で言うと、どうしても合わない相性のお子さんがいるというのも事実です。自分の思いが強い者同士は合わないということが多いように思います。

 小学生3~4年ころには上手く付き合えるようになることもあるかもしれませんがね。

保護者間の付き合いについて

 ママ友ってなんなんでしょうね。

私も一番上の子が小さいときは不安からママ友を作りたいと思っていました。子育てって過酷な時もあるし、孤独を感じるときもありますよね。

ただ、上の子は小学校に上がり、下の子はこども園生活3年目となった今思うことは、、、

ママ友って作りたい人は作ればいいし、なんだか作るの怖いとか気が乗らない人は無理して作る必要はないということです。

おしゃべりが好きな人や情報を収集したい人はママ友を作れば楽しいのかなと思いますし、

気を使ったり気を使われたりするのが煩わしい人は、頑張って作ろうとする必要はないと思います。

幼児期に入れば、子どもたち同士のつながりで、「いつもありがとうございます。」と声を掛け合える機会がありますし、いつものお迎えで出会う人で「この人はなんだか話しやすそうだな」という人に出会えるかもしれません。

 合う人とは合うし、合わない人とは合わないと割り切って、自分は自分の子育てをする

という感覚になってから、ママ友のことで悩むことは無くなりました。

 

あと、自分が子育ての一番しんどい時(上4歳、真ん中2歳、下0歳の時)は、必死で余裕がなく、おそらく顔が怖かったのでしょう。その時期に仲良くなれたママさんは少なかったです。

 ママ友を作る余裕も必要なのかもしれませんね。

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